はまなす荘のナース！施設の看護師とは

仕事のやりがい

社会福祉や障害者福祉の勉強も順次必要となりますので、業務を通じて新しい
経験と学びが得られ、病院勤務にはないスキルアップを目指せます。何より、
利用者一人一人の悩みに寄り添うことが求められますので、自らの人間性の成
長は確かなものとなるでしょう。

医務の仕事

看護師資格を活かし、利用者の健康管理を受け持ちます。主な仕事は配薬準備
から通院介助、健康診断やリハビリの手配など多岐にわたりますが、医務的な
経験と知見を活かし、利用者の健康相談や職員各グループの相談に応えます。

病院勤務との違い

病院勤務では医師の指示に従い看護業務を行いますが、施設勤務の場合は医師
の指示を基本に、看護師の判断が求められるケースもあります。利用者の日常
的な健康状態を把握し、それを医師につなげて利用者の健康保持を図るところ
が病院勤務との違いです。

喜びと楽しさ

施設勤務は利用者に寄り添う家族的な日常生活と共にあり、皆さんから飛びっ
きりの笑顔と感謝の言葉をいただけることが多いです。これが施設勤務一番の
喜びであり楽しさです。

はまなす荘とは

障害者支援施設はまなす荘は、重度身体障害者授産施設として昭和56年に開設されました。平成22年の制度改正で様々な障害者に福祉サービスを提供する障害者支援施設となり、知的障害者や精神障害者、在宅の通所作業者も加わります。平成30年には国県の補助を基に老朽化した本棟を建替え、効率効果的衛生的な最新の施設設備となり、平成30年茨城県優良福祉施設として天皇陛下御下賜金を拝受する栄を受けています。現在は中軽度の障害者約50名が入居、約10名が通所で生活支援サービスと就労支援サービスを受けている福祉施設です。職員は現在23名で施設長を中心に生活支援、医務、職業指導、給食、事務グループに分かれ、利用者の幸せな生活の実現に向け各グループが互いに連携するワンチーム体制をとっています。新型コロナの感染症対策は医務を中心に着実な成果を上げ、施設内への流入は未然に防ぐことができています。

はまなす荘の魅力

１．高い水準の就労対価、評価制度、福利厚生

政府の介護従事者処遇改善加算が年々手厚くなっています。本法人ではこれを該当職員に活用するとともに他の職員にも同等に夏季と冬季のボーナスで支給しています。近隣の同種事業所と比較しても年収比較で高い給与水準を維持しています。只今給与制度の改革を鋭意進めており、近い将来は処遇改善加算の給料配分比を多くする予定です。なお、永年勤続表彰制度があります。また職員は社会保険加入や互助会等様々な福利厚生給付が得られ、業務に応じたユニフォームが各々貸与されます。

２．スキルアップ　自己実現を支援します

職員が早く仕事に慣れ、円滑な業務を継続できるよう施設ではOJT（職場内研修）を日常的に行う体制が確立しています。一方でストレスなく勤務を続けられるよう施設長による職員面談が定期的に行われ、仕事上や家庭の悩み事の相談に応じています。
正職員の場合、施設の中長期計画に基づく個人の業務目標を設定し、これを評価する業務目標管理システムが運用されます。
スキルアップで働くモチベーション維持を施設長が直接指導します。また専任の相談員がパワハラやセクハラの問題を解決する体制が整っています。県主催のOFF-JT（外部研修）にも多くの職員を派遣し職員資質の向上を図っています。

３．生きがい　豊かな自然環境　文化貢献

はまなす荘は周囲を山の緑に囲まれた豊かで静かな自然環境の中にあります。法人3施設とも静かな高台にあり周辺は農村地帯です。都会の喧騒とは無縁の人間らしく働ける環境にあります。とはいえ近くにはＪR駅、総合病院や6号国道周辺の商業施設、住宅地もあり、大津平潟漁港、観光地五浦の賑やかさに触れることもできるという変化に富んだ場所です。このような地の利を生かし、施設では利用者の生きがいづくりに芸術文化を取り入れています。クラブ活動も盛んで実に20クラブに及びます。職員は基本的にいずれかのクラブを担当し、個人の趣味や特技、興味を活かして自らも楽しんでいます。もちろん本業優先ですが、施設ではこのような働き方に理解を示しグループもクラブ担当に協力します。このような働き方ができるのもはまなす荘の魅力です。

はまなす荘の特色

障害者福祉は国際的に施設から地域への移行が叫ばれていますが、わが国では少子高齢化により地域力が低下し、地域の社会整備が進まない現状です。こうした中、障害者の幸福実現のため、高い専門性を持つ福祉施設の役割は大きなものがあります。本施設では社会福祉士、介護福祉士、社会福祉主事、看護師、栄養士等の有資格者が利用者の生活向上のためその専門性を発揮し、質の高いサービスを提供します。また、永い伝統と経験の上に最新の経営戦略と利用者の自己実現をサポートする生涯学習の導入で利用者のウェルビーイング（幸福作り）の成果を上げています。施設内は文化とアート、アメニティ重視の環境づくりに取組み、寺子屋活動で制作した絵画クラブのちぎり絵作品は県ナイスハート美術展の連続入選を続け2018年には特撰を受賞しました。これらの作品群は食堂壁面を飾っています。ジグソーや写真クラブなどの作品も廊下壁のピクチャーレールで美しく展示されています。クラブ活動を通した生きがいづくりも施設の特徴です。

質の高い入居サービスと共に就労支援サービスが何といっても本施設の特徴です。利用者はクリーニング、野菜作り、味噌販売、軽作業、リサイクル等で工賃収入が得られます。コロナ禍の中減少しましたが就労継続支援Ｂ型事業の平均工賃月額は2万5千円を超え、県内平均を大きく上回っています。市内の地域イベントにも各種作業実績を活かして積極的に参加しています。

安心安全のセキュリティシステム

はまなす荘では、万が一の緊急事態に備え高いセキュリティシステムを導入しています。
ご利用者、そして職員皆が安心安全の環境で過ごせるよう配慮しています。

代表者メッセージ

充実した設備！はまなす荘のこだわり

はまなす荘本棟は平成30年3月に改築完成しました。スカイブルーのアーチ屋根とオープンテラスが特徴の平屋建て約2,400㎡。南側の正面玄関を入ると中央廊下に医務、リハビリホール、支援センター、浴室、共同洗濯室などのサービスエリアが続き、ここから1人部屋22室2人部屋15室につながる通路が放射状に伸びています。支援センターには110番緊急通報システムや防犯カメラモニターが配備され、安心安全を実現。リハビリホールや廊下は採光窓から日が差す高天井で明るい日常を演出しています。食堂エリアは地域交流スペースからオープンテラスにつながる憩いの場となります。また地域交流スペースには大型の電動スクリーンやプロジェクターが常設され、AV・通信カラオケシステムで各種イベントや映画会が迅速に開催できます。玄関左の就労エリアは本施設の特徴です。シャワールーム付きの男女別サニタリー、多目的作業室、指導員室、ワークキッチン等を配備し、多目的作業室は福祉避難所として避難者を受け入れる機能が備えられています。